7月29日(金)海士中学校3年生を対象にしたサマーボランティアスクール(サマボラ)が開催されました
今年で19回目となるサマボラ、例年1泊2日の行程でしたがコロナにより
日帰りのプログラムとなりました
今年のテーマは「今できること 知って欲しいこと」
中学3年生は義務教育の最終学年、来年は進学で島を出る人たちもいます
島を出る前にこれだけは知って欲しいことをぎゅ==っと詰め込んだプログラムです
「終了時にはきっと満足していますよ」とスタッフは自信満々
スタッフの中にはサマボラの1期生もいます
午前中のプラグラムは「障がいの理解(車いす編)」
「明日車いすを使う立場になるかもしれません」
車いすを身近に感じてもらいながら
車いすの特性、段差の上がり方など介助方法を学びます
利用経験の無い人がほとんどでしたが、吸収が早い
それでは施設を飛び出し、町に繰り出そう
目指すは「隠岐神社」へ
晴天に恵まれ 外は気持ちが良い
でも暑い... 大丈夫かな
記録用のカメラに笑顔で応える学生
「大丈夫?」 「はい 楽しいです」
これから神社の砂利の登坂があるとも知らず・・・・
隠岐神社拝殿までは悪路続き
アドベンチャー要素満載のサマボラです
学生たちは前輪を上げたり、バックで登ったり
工夫して進んでいきます
拝殿に到着した時には 思わずガッツポーズをしてしまう学生
さまざまなバリアを乗り越えてたどり着きました 達成感
隠岐神社でのミッション
「車いすの方がお参りをしたいけど、目の前に階段があったら」
車いすの特性を思い出しながら、階段を上っていきます
誰かが困っていたら助けてあげることができますね
「俺がバリアフリーになってあげるよ」
隠岐神社で晩ご飯はBBQをしようと決めた学生たち
施設までの帰り道 食材を車いすで買いに行きます
助けてもらいながら、与えられた予算で食材を購入
サマボラはグループで行動することが多い
今回は3グループ編成ですが
さまざまな行動の優先順位を決める
運命のジェンガ 昼食後の定番プログラムです
暗闇体験のワークショップ
目隠しをした状態でコミュニケーションを図り
ひとつの作品を作っていきます
「俺の持っているのは、しぼんだバスケットボールぐらい」
「は????」
「しぼんだサッカーボールかも」
「ますますわからん...」
暗闇体験ワークショップの作品作りを終えアイマスクを外したのだが
「じゃあ 行こうか」と再びアイマスク
スタッフ誘導で車に乗せられます 行先も告げずに車が発進
たどり着いたのは「隠岐國学習センター」
センター長(←じつはボランティアセンター運営委員)のご厚意で
開放していただきました
「どこだ? キンニャモニャセンターじゃない?」
「木の机があるね」「床が・・・・」
などと色々な感覚を駆使して場所を探ります
普段はあまり入ることのできない高校3年生の受験部屋
彼らも受験生なのでいい経験です
竹内センター長から貴重な言葉をいただきました
来年3月に島を離れるかもしれない学生に
ふるさとのいい所 残したい風景を
インスタントカメラの「写ルンです」で撮ってきてもらいます
各々の思い出が詰まった場所 未来に残したい場所を
スマホ世代が写真に残します
まだまだ終わらないサマボラ 次のプログラムは「交流」
デイサービス、生活支援ハウスにお邪魔して、利用者さんとすいか割り
コロナ時代でもやっぱり交流は大切ですね
長い1日も最後のプログラム
自分たちで買ってきた素材で夕飯作って一緒に食べよう
「一緒にご飯をつくるのはこれが最後かも...」
子どものころからずっと一緒だったメンバーも大人へ一歩ずつ進んでいきます
全体の振り返りをして 後輩たちにメッセージの寄せ書きをして
全てのプログラムが終了となりました
今回のサマボラを振り返って...
様々なミッションに120%の力で乗り越えていくメンバーでした。
夕食が黒焦げてしまったり、時間が押してしまったりと
ヒヤヒヤする場面もありましたが、参加者のみんなは「大丈夫でしょ」「もっとこうしよう」
と互いに声を掛け合い、前向きに取り組んでくれました。
これからも様々な壁に当たると思いますが
まわりの人に助けられたり、助けたりしながら進んでいってほしいです。
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